沖縄 記憶と記録

CHAPTER 2 2022.07.06 YOKOHAMA サブウェイギャラリーM

CHAPTER 2

Reportレポート

「OKINAWA MEMORIES AND RECORDS -沖縄・記憶と記録-」の展示企画は、2021年12月から2022年1月にかけ沖縄本島北部での芸術祭「やんばるアートフェスティバル2021-2022」開催に合わせて始まりましたが、大宜味村~那覇市での開催を経て、今回は2022年7月6日~16日に横浜会場で実施いたしました。

会場のみなとみらい駅にあるサブウェイギャラリーMは、横浜市にありますが、市は沖縄と同じ米軍施設を抱える自治体です。沖縄県には約18,000ha(令和3年3月沖縄県の米軍及び自衛隊基地統計資料参照)の米軍関連施設があり、横浜市においても約1,200ha(横浜市HP「市内の米軍基地」参照)が米軍関連施設として利用されています。

かつて、横浜本牧などは米駐留軍人を相手に商売する店舗などが多く、アメリカンカルチャーが浸透し、「沖縄市ゲート通り」を彷彿とさせる共通点も多くあったようです。フード、ミュージック、ファッションと当時の若者を惹きつけ、芸能文化の情報発信拠点となった街の名残が今も残っています。

沖縄と重なる地域特性を持つ会場で、「オキナワグラフ」や「年表」をご覧いただくことで、当時の横浜を知る方には、懐かしく楽しんでもらいながら、沖縄に対する興味を広げて、青い海と白い砂浜だけではない、新しい価値を楽しんでいただけたと思います。

今回は、展示会場の特性と「沖縄を知らない」という方も多くいらっしゃると考え、導線を年表に沿って回遊できるようにしました。また、「オキナワグラフ」の記事を実際にご覧になっていただけるように、バックナンバーの実物を展示しました。表紙の独特なデザイン性を楽しんでいただくために拡大展示したことも、新しい試みです。

同じ日本でありながらも、アメリカンカルチャーや沖縄文化が雑多に入り混じるエキゾチックなエネルギーを感じていただけたと思います。

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